モルタル外壁

コンクリート外壁の仕上げやタイル等によく使われているのがモルタルです。戸建住宅では「ラス下地セメントモルタル塗り壁」としてよく目にします。特に終戦後に建てられた住宅に多いのですが、耐久性が不安視され徐々に減ってきています。建築年数が長いものも多いため、セメント系外壁の場合と同様、事前調査は必須です。その際、モルタル外壁特有の現象である汚れや浮き、はらみ、ふくれ、ひび割れ等について重点的にチェックしましょう。特に、ひび割れが発生している場合、内部に防水シートが入っていたとしてもひび割れ部から雨水が浸入し、住宅を傷める原因となるため丁寧に補修をしなければなりません。モルタルの防水施工法はさまざまで、防水材を下地に浸透させてから補強材入りのセメントを塗り、その上に保護モルタルを塗る工法や、下地コンクリートに防水材が入ったモルタルを重ね塗りする方法などがあります。ほかに、躯体コンクリートに防水材を混入して水密性を高める工法も有効です。いずれにしても、モルタルの防水施工にあたっては、塗りの厚さを薄くして何層にも重ねて塗ることが重要です。</p> <p align=”LEFT”>また、ひび割れを発見した際は必ず原因を突き止めておきましょう。ひび割れは地盤沈下で発生することもあり、この場合は補修しただけでは再発するおそれが高く、防水施工ではなく抜本的な工事が必要となります。